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敷地は東京近郊の一般的な住宅地であり、南側の緑豊かな公園の広がり、北側前面道路によって、南北に視線の通る環境である。
敷地の特性を生かし、住宅内部に南北方向への抜けを確保し、周辺からの視線を柔らかく遮ることが望まれた。
建物全体を南北方向に抜けのある筒状の構成とし、1階に駐車場と主寝室、2階にLDK、3階に子供部屋と浴室を積層した。収納、キッチン、トイレ、階段といった動かない機能を家具ヴォリュームとしてワンルーム状のフロアに用途に応じて配置し、南北方向への抜けや各用途の開き方の差によって建物の主軸からずらすことで、各家具ヴォリュームは空間を分節する機能と構造的な耐震要素としての機能を集中的に合わせ持ち、それぞれの空間に広がりと特徴をあたえている。

所在地/千葉県
規模/地上3
延床面積/130.76m2
構造/木造