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:: 0001 / 「第14回メンブレインデザインコンペ」2等

another island



東京湾の埋立地は、都市部の発展に伴い、内陸部の迷惑施設が追いやられることでその規模を広げていった。工業地帯、住宅問題、ゴミ焼却場、そして最終処分場。中央防波堤埋立処分場は、まさにそういった風景の象徴といえ、東京湾の水辺に浮かぶ隠蔽された島ともいえる。
この東京湾に浮かぶ島にはもう一つの大地、光のメンブレインを作り出す。その光はゴミから発生するメタンガス(CH4)をエネルギー源として発光される。その光はゴミの増減とインタラクティブな関係を持ち、ゴミの増減に伴って増えるメタンガスにより発光回数が増え、この島にもう一つの光の大地を浮かび上がらせることになる。
東京湾という失われた水辺にanother islandが創出されるだろう。