:: project


:: 0004 / 「第14回建築環境デザインコンペ」優秀賞

arch-wind.eco


過密化する都市に良く見られる凸凹した街並。そこには空白の場所としての余剰容積がvoidとして載かっている。いわば打ち捨てられた空地である。この空地は都市全体に広がっており、それらを繋ぎあわせると広大な空地となる。我々はこの凸凹した街並に広がる空白の場所、余剰容積を空地として捉える。
この空地に立ってみると、ものすごい勢いで流れている風を感じることができる。都市問題の一つともなっているビル風である。そのエネルギーは凄まじく、強力なものである。ビル風のエネルギーを、余剰容積を用いることにより都市的なエネルギーへと変換させ散らばっている余剰容積を集合体として機能させることが我々の提案である。